ではでは、さっそく何切るのかを問題形式で進めていきたいと思います。
またここからはmを萬子、sをソウズ、pをピンズとして扱います。
Q1 非常に優しめ
例えばこんな手、最初どうしますか?
ほとんどの方が北を抜くと思いますが、初心者の方だと二枚あるので頭候補や安パイ候補、一発消しとして残しておく方もいると思います。でもあえて言います。
ペイ抜きはきっちりしましょう。基本的に初手で北を抜いて悪いことはほとんどありません。唯一例外として手配があまりにも悪すぎたときかつ西家でないとき、ほかの方が九種九牌をやってくれる可能性があるので抜かない場合もありますが、基本的に抜くことを意識してください。
Q2 優しめ
では、手順が進んでこの手ではどうでしょう。
河をきっちりとみればおのずと答えが導き出せるかもしれませんが、答えは1mです。1mの2枚目以降の重なりより中の2枚目の重なりのほうが優秀だからです。このように1枚ごとの比較をするといい場面が多いと思います。
Q3難問
この問題に関してはすでに正確な解答があるわけではないので先に断っておきます。うまい人の中でも意見が分かれると思います。なので私なりの解答を書かせていただきます。
この場合打9pを正解とさせていただきます。
まず盤面的にはイーシャンテンしかし聴牌に持っていくためには3pを入れるかその他sを入れなければなりません。ただし、sを入れた場合に関しても3p待ち要するに愚形になります。またこちらには1枚しかドラがなく3p3枚で勝負に行くのは難しいという判断です。
基本的に親からリーチがかかったら降りましょう。私の基準ではそういった感じです。
また、降りる牌についてですが、この場合完全な安パイがありません。また、対面が6p切りを手出ししていて9p実は少しだけ危ないんです。というのも6pの手出しの場合699ともっている場合6pを落とすからです。なのでシャボに当たる確率はありますし、筋ひっかけの七対子に当たる可能性もあります。
ただ、6pの後に3p曲げ(リーチのこと)の場合否定できない確率で667や665といった受けが広い形から両面固定にしている可能性もあるからです。要するに7,8のあたりも少ないですがあるわけです。
とはいえ両面固定の確率がかなり低いこと。また9pのといつが残り3枚でできている確率はそこそこ低いです。
そう考えると7,8,9pが当たる確率がそこそこ低く大体同じ確率なのであればピンフが付かない9pを切りましょうというのが私の意見です。
ところで上家は考慮しないの? という意見があるかもしれませんが、基本的に親リー優先で考えて問題ありません。また上家の捨て牌怖いと思う方いると思いますが、実はあまり気にしなくていい理由がもう一つありまして、発を手出ししているところに注意です。こういう時手出しと自摸切りをチェックしている人の差が出てきます。発自摸切りの場合、これは押していることになりますから、大変危険です。この場合7p切りで下家の筋、対面に対しては両面固定でないことをお祈りするしかありません。ただ、発手出しの場合。親の一発に対して危険配を切ったとは考えにくいので2,3枚抱えてといつ落とししている可能性が高いです。実際。
手配を開いてみるとこんな感じでした。やはりピンズの上のほうが確率が比較的低いので7,8,9pは打っても大丈夫ですね。また上家は発のといつ落とし予想が的中しているわけです。このように自摸切り手出しを気にするだけでもだいぶ切る牌が変わってくるので面白いところです。
今回は3題の問題。最初の2問は明確な答えがありますが、河を気にしていないと間違える人もいるかもしれません。3問目に関してはたくさんの意見があると思いますが、私なりの意見を書いてみました。どうでしたか? 参考になりましたか? ではまた次回の記事でお会いしましょう。
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